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How to Test Speaking Skills in Japan

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1) この教材の特長は何ですか?

まず、本教材には、学生に実用的なフランス語運用能力をつけさせるという目的があります。そのために、手紙、新聞、雑誌記事などを扱っています。ライティングが苦手な学生は、まずは基本的な作文練習からスタートします。既にフランス語がある程度堪能な学生は、大学生活に役に立つような作文の知識を新しく学んでいきます。
次に、特長として言えるのは、会話の教科書のためにすでに改良が重ねられてきたアプローチを用いている点です。まず学習するスキルに応じた(本教材の場合はライティング)モデル文を学生に提示し、このモデル文を個々のシチュエーションや違う内容に応用して簡単に新しい文をつくることができます。このシステムを用いることで、すぐにフランス語で何かを話したり書いたりすることができます。
また、異なるレベルの学生が一緒に学習するクラス環境にも対応しています。基本レベルの学生は、教科書のモデル文をほぼそのまま書き写すだけでも、満足のいく作文をすることができるでしょう。一方、ハイレベルの学生は新しい語彙を取り入れたり、長い文章を書くなどして、モデル文から発展させたより表現が豊かな文章を書くことができます。

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2) どのような学習者を対象としていますか?

私は本教材を大学2年のフランス語専攻のクラスと、修士の学生のクラスで使用しています。どちらの授業でも、学生が書いた文章にはとても満足しています。同じタイプの授業で本教材の第一版を試用した教員の方は、同様に学生の文章に満足していました。一方、大学1年生のクラスやフランス語専攻でない学生のクラスにはあまり適していません。

 

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3) レッスンはどのような構成ですか?

『Écrire en français』の全レッスンは、ほとんど同じ1つの構成になっています。基本のレッスンには、テキストと単語リスト、レッスンの中で最も重要なモデル文、さらに練習問題と課題作文があります。
・テキストには、学生にレッスンの雰囲気に慣れさせる目的があります。これらのテキストはフランス語と日本語の両言語で掲載されているので、授業中に丁寧に学習する必要はありません。学生に各自で読んでこさせて、授業では先に進むこともできます。
・レッスン内の単語リストは、モデル文や練習問題の内容を詳しく理解するのに役立ちます。単語リストを使えば時間を有効に使い、誤読を避ける事ができます。実際、この教科書の第一の目的は読解能力の向上ではなく、正確なモデル文に従って作文する能力を向上させることです。単語リストはこのステップへ速く進むことを可能にします。レッスンの内容をマスターするためには、単語リストを必要に応じて参照するだけでよいのです。しかし、単語をしっかり覚えさせたい場合には、確認のための単語テストなどを行うこともできます。
・モデル文はレッスンの根幹です。例文の1つ1つから、習得すべきライティングの内容をイメージすることができます。(例えば、メールを書く、物語を要約する、など)
・練習問題は、モデル文から単語などを少しずつ変えてあるので、モデル文の型を覚えるのに役立ちます。練習問題はレッスンによってはない場合もあります。

 

最後に、各レッスンの終わりには1つ~複数の課題作文のテーマが挙げられています。
注意していただきたいのが、本教材では学術的な作文はほぼ取り扱っていないことです。主に、手紙、E-メール、物語、論文、記事、履歴書などの特定の形式に応じたテーマを取り上げています。
さて、この課題作文では、レッスンで学習したことの意味と成果を確認することができます。ここでは新たに自分自身についてのオリジナルな文章を書かせますが、同時に各テーマの形式に合った書き方ができている必要があります。実際に、例えばフランス語のメールは、日本語のメールと同じ書き方はしませんし、フランス語での文章構成の仕方は日本語とは完全に異なります。レベルに関係なく、学生にこのような総合的な作文力・文章構成力を身につけさせることが、本教材の目標です。E-メール、物語、レジュメ、エッセイなど、多様な種類の作文に取り組ませることはとても重要です。

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4) 授業はどのように計画すればよいですか?

計画の立て方は授業の回数によって異なります。本教材は13~15回の短期課程(週1回・1学期間)にも、26~30回の長期課程(週2回・1学期間/週1回・2学期間)にも対応しています。

 

短期課程の場合は、一週間に1レッスンのペースで順番通りにレッスンを行うことをお勧めします。レッスンは全部で11回分あるので、残りの2~4回分の授業は、進度の遅れや難しいレッスンのための調整、テストのために使うことができます。その際、テキストと“petits trucs”のコラムは、詳細まで丁寧に扱いすぎない方がよいでしょう。同様に、授業を行った週の内にレッスン最後の課題作文まで
終わらせることが望ましいでしょう。

さて、1つのレッスンは次のように行うことができます。
1.始めの30分:前回の授業で課した作文の提出、テキストの読解、単語学習
2.次の30分:モデル文の学習、練習問題、2つ目の単語リストと2つ目のモデル文の学習
3.最後の30分:課題作文のテーマ紹介と準備・取り組み(この作文はその週の内に宿題として完成させ、次の授業で提出させる)

短期課程では、1レッスンを2回の授業で進むなど、ゆっくりとしたリズムを選ぶことも可能です。この場合、例えば次のようなレッスンをやらずに飛ばすことが可能です
1.3. (Deux courriels importants), 2.2. (Style direct ou indirect), 4.1. (Écrire son CV), 4.2. (Écrire une lettre de candidature) 
このようにして、その他の重要な7レッスンを14~15回の授業で終えることができます。

長期課程の場合は、以下のようなアクティビティをすることができるでしょう。
・単語学習を徹底的に行う(練習問題やテストを行う)
・コンピューター室で授業を行う場合、 “petits trucs”の練習問題をクラスで行うことが可能
・モデル文、練習問題、課題作文を授業中に行う。課題作文は授業中に終え、授業の終わりに提出させ、宿題にしない
・読解用のテキストやいくつかのレッスンに掲載されている補足資料を授業で取り扱う
・教員用指導書内にある5つの補足レッスン及び3ページ分の“petits trucs”をコピーして配布し、授業で紹介する

長期課程の場合は、2回の授業で1レッスンを終えるペースで順番通りにレッスンを行うことをお勧めします。(教科書の11レッスン+教員用指導書の5レッスンや授業の遅れの調整、テスト等を合わせて授業30回分)

2回分の授業は次のように行うことができます:
<1回目の授業>
始めの30分:読解や練習問題など
次の30分:資料、単語リスト1、モデル文1
最後の30分:単語リスト2、モデル文2
<2回目の授業>
始めの30分:練習問題あるいは単語リスト・モデル文の続き
残りの1時間:課題作文(授業の終わりに提出)

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5)  普通の教室でも授業を行えますか?

はい。もちろん普通の教室で授業を行い、鉛筆と紙だけを使って授業中に作文をさせることができます。しかし、その場合は学生には宿題をパソコンを使ってタイプし、印刷して提出するよう指示することをお勧めします。というのも、今日ほぼ全ての作文作業はタイピングで行われますし、実社会に出てからは完成した文章の見栄えも評価対象の1つだからです。タイピングによる作文の仕方については、”petits trucs”で学生が各自で学習することができます。
一方、コンピューター室やCALL室で授業を行うことのメリットはたくさんあります。まず、上でも述べたように、その場で直接キーボードを使って作文を練習する機会が得られます。次に、Google France、Wikipedia、Crisco(類義語辞典)、Bonpatron(自動スペルチェック)といったオンラインツールに容易にアクセスできる点が挙げられます。また、その場で直接印刷ができるので、教員は授業の終わりに印刷した課題作文を回収することができます。

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6) 全ての内容を授業中に扱わなければなりませんか?

いいえ、その必要はありません。資料のページについては、授業で取り上げることもできますし、学生に家で自習させておくこともできます。同様に、”petits trucs à retenir”のコラムは内容が日本語で書かれているので、教員が説明しなくても学生自身で読んで理解することができます。
尚、全体を通して言えることですが、教科書の全レッスン(及び教員用指導書内の追加レッスン)をカタログのようなものと捉えて、1つ1つのレッスンを使うか使わないかを選んでいくとよいでしょう。さらに言えば、授業のリズムによっては、レッスン内の部分だけでなく、1つのレッスン全体を飛ばすことも可能です。

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7) 最後に・・・

『Écrire en français』の特長はその使いやすさ、柔軟性です。個々のレッスンの内容が独立しているため、どのレッスンを授業で扱うかを自由に選ぶことができます。逆に、教員用補助教材に含まれる補足資料を使えば、必要に応じてより多くのレッスンを行うことも可能です。また、実際に授業で試用された先生方からも評価いただいているように、モデル文のシステムによって、学生一人一人のレベルに応じた課題を出すことができます。基本レベルの学生はモデル文をそのまま書き写すだけでも意味がありますし、ハイレベルの学生はモデル文をもとにオリジナルの文章を作ることができるでしょう。フランス語で文章を書く機会がそれまでほとんどなかった学生にとっては、作文練習のよい最初の一歩となります。一方、旅行や交換留学でフランスに行き、フランス人の友人がいる学生、DELFなどの試験に合格したい学生、またはフランス語の学習をさらに進めていきたい学生にとっても、『Écrire en français』で得られるスキルは非常に役立つものとなるでしょう。このようなハイレベルの学生においては、学期の途中でも、作文であれプレゼンテーションであれ、顕著な上達が見られます。『Écrire en français』は、こういったスキルを習得するために必要なツールだと思います。最後に、教員の皆さまへのアドバイスとして、目標を高く設定しすぎないことをつけ加えておきます。もしいくつかの文章が完璧ではなかったとしても、それは決して時間の無駄ではありません。単純な作文練習は、学生にとって貴重なトレーニングの機会だと言えるでしょう。

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